測定定盤のラップ修正事例|超硬×S45Cハイブリッド定盤の平面度をミクロン精度で再生
『定盤の摩耗・凹みを数μmレベルで補正』|測定精度を守るラップ修正と研削技術
製品仕様(今回出荷品)
品名:測定定盤ラップ修正
形状:25 × 52 × T60
材質:S45C+G2(超硬)
構造:上面のみ超硬(ロー付け接合)
表面処理:黒染め処理
熱処理:なし
購入品:なし
設計:お客様支給
数量:1個
当社製造番号:26-00500
用途|測定精度を支える『超硬定盤』
本製品は、測定基準として使用される『測定定盤』です。
特徴は、
・母材:S45C
・測定面:超硬(G2)
という『ハイブリッド構造』。
測定面に超硬を使用することで、
『高い耐摩耗性』『傷つきにくさ』『長期的な平面精度維持』
を実現しています。
課題|超硬定盤でも発生する『数μmの平面度狂い』
超硬は高硬度・高耐摩耗材料ですが、
・焼入鋼(SK材など)との繰り返し接触
・使用位置の偏り(ダイヤルゲージ直下など)
により、徐々に摩耗や微小な凹みが発生します。
その結果、
『数ミクロン単位の平面度不良』
が生じます。
測定定盤においてこの誤差は、
『測定値そのものの信頼性を損なう致命的な問題』
となります。
解決策|研削+ラップ修正による精度回復
当社では、以下の工程で定盤の精度を再生しました。
① 研削加工によるダメージ除去
まず、表面の
・キズ
・摩耗部
・凹み
を除去するため、精密研削加工を実施。
この工程で『基礎となる平面』を再構築します。
② ラップ加工による最終仕上げ
その後、
『ラップ加工』
により、
・平面度の追い込み
・面粗度の向上
を実施。
研削だけでは実現できない、
『測定基準として必要な微細精度(面粗度)』
を確保しています。
なぜラップ修正が必要なのか?
ラップ加工は、
・微小な凹凸を均一に除去
・面全体を均一に仕上げる
という特長があります。
特に定盤では、
『局所的な摩耗を均すこと』
が極めて重要です。
そのため、
『研削+ラップの組み合わせ』
が最適な修正方法となります。
今回のポイント|新作から修正まで一貫対応
本定盤は、
『当社で新規製作した製品』
であり、
・新作製作
・使用後の修正(ラップ再生)
の両方を対応しています。
これにより、
『製品仕様を理解した上で最適な修正』
が可能となり、長期的な精度維持を実現します。
このようなお悩みに対応可能です
・測定定盤の平面度が狂ってきた
・超硬定盤でも摩耗してしまう
・測定値にばらつきが出る
・ラップ修正を依頼できる会社がない
・定盤の新作と修理を同じ会社に任せたい
渡辺精密工業の強み
・超硬×鋼材の複合加工技術
・研削+ラップの一貫対応
・μm単位の平面度管理実績
・新作製作から修正まで対応可能
『測定精度を維持するための加工技術』を提供しています。
まとめ|定盤精度は定期的な修正で守る
測定定盤は、
『使うほどに精度が変化する消耗品』
です。
しかし、適切なラップ修正を行うことで、
『新品同等レベルまで精度を回復』
することが可能です。
測定品質を維持するためには、
定期的な精度確認と修正が不可欠です。
FAQ(よくある質問)
Q1.測定定盤はなぜ摩耗するのですか?
A1.高硬度材との接触や使用位置の偏りにより、超硬でも微小な摩耗や凹みが発生するためです。
Q2.ラップ修正とは何ですか?
A2.微細な砥粒を用いて表面を均一に仕上げ、平面度と面粗度を高精度に整える加工方法です。
Q3.研削だけではダメなのですか?
A3.研削では微細な凹凸が残るため、最終的な精度確保にはラップ加工が必要です。
Q4.どのくらいの精度まで回復できますか?
A4.状態によりますが、μm単位での平面度回復が可能です。
Q5.新規製作と修理の両方を依頼できますか?
A5.可能です。新作から修正まで一貫対応することで最適な品質を提供します。
お問い合わせ
測定定盤の摩耗・平面度不良・ラップ修正でお困りの際は、
ぜひ『渡辺精密工業株式会社』にご相談ください。
測定定盤(超硬製)をはじめ、各種テーパー製品、測定具、原器、マスター、そしてさまざまな改造、技術的な相談、リモート相談、立会い希望、ゲージ・治具・試作品・設備部品・研究開発品の仕様検討など、
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<設計>
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